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946三慈会病院 ちょっとした出来事

釧路三慈会病院で起きた最近の出来事やお知らせを更新していきます。

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関節リウマチについて (三慈会リウマチ研究会より)

リウマチ1 
今回のテーマは「 関節リウマチ 」についてです。

一般的に「リウマチ」ともいわれ、お年寄りの病気と感じる人もいるようですが、
実は30~50代の女性で発症することが多く、なかなか手ごわい免疫の病気です。
現在、日本には約70万人もの患者さんがいるといわれています。

当院 リウマチ研究会の看護師がファイザー製薬株式会社様のご協力のもと
「関節リウマチ」について説明していきます。


「 リウマチ性疾患 」とは筋肉や骨格系に痛みやこわばりをきたす疾患の総称名であり、長期にわたる治療が必要となります。 「痛風」もこの疾患のひとつです。

「  関節リウマチ 」とは関節が炎症をおこし、軟骨や骨が破壊されてしまい、放っておくと関節が変形してしまう病気です。
関節リウマチの患者様は国内に70万人いるといわれています。
今までこの病気は時間をかけてゆっくり進行すると考えられていましたが、近年の研究で、発症より2年以内に急速に関節破懐が進行することがわかりました。

関節の変化 

また、今までは「治らない病気」「進行の止められない病気」「障害をもつ病気」と考えられていたため、リウマチ医療の行き着く先は「手術療法」に至るケースが多く痛みをとるだけの治療しかできませんでしたが、
1990年代に国内で使用許可された抗リウマチ薬や、その数年後に登場した生物学的製剤により、リウマチの治療方針が劇的に変化し、薬物療法においては痛みをとるだけの治療から関節の破壊を防止し進行を抑える治療へと変革しました。

しかし、このような画期的な治療はまだ多くの人には知られておらず、今も尚、痛みに苦しみ、関節リウマチであることですら知らない方も多くいることでしょう。

関節リウマチ30~50代の女性に多く発症します。仕事や育児に忙しくご自分の体のことは二の次、三の次に考えてしまう時期ではないでしょうか?

関節病変 

 関節リウマチの症状は
・朝少なくとも一時間以上、手のこわばり(はれぼったい、ぎこちない)が6週間以上続く
・関節の腫れが3箇所以上あり、6週間以上続く
・手首の関節、手掌の関節、手指の関節のいずれかの腫れが6週間以上続く
・左右対称性の関節の腫れが6週間以上続く
・微熱が続く、疲れやすい、体がだるい、食欲がない
・肘や膝の皮膚の下にしこりがある
・血液検査で(RAテスト)で血清リウマトイド因子が陽性
・レントゲン検査で手指、手関節の変形がみられる

上記症状がありましたら、早く病院を受診することをお勧めします
また、ご自身の周りにもこのような症状で辛い思いをされている方がおりましたら
すぐに教えてあげてください。診断が早ければ早いほど、予後は良くなります。

現在のリウマチの治療目標は
・骨、関節の破壊の進行を止める
・関節の痛みや腫れをとる
・生活機能の損失を防ぎ、生活機能の改善をする
・寛解(痛みや腫れがない状態)、治癒をめざす

と言うように、積極的な治療に変わってきております。

私共は、このような関節リウマチの最新の治療を多くの方に広め、適切な治療を受けてもらえるよう、また、最善の状態で治療を継続できるようお手伝いすることが使命と考えております。そして健康な時の状態を維持できるよう一緒に頑張りましょう。

当院では月に数日、リウマチ専門医による診療が行われております。
ご予約もできますので、お気軽にご連絡ください

| リウマチ研究会 | 16:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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